きもとblog
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水道橋営業所の窓からVol.16 -ことば の 窓-

2021年03月05日

ことばの窓

こんにちは文々です。

3月ですね。いろいろありますね。

とくに別れ。

この月を忘れられない、ずっと時間が止まったままの方も未だにいらっしゃると思います。

風と陽だまりが、春の訪れを知らせてくれる気がします。

心身ともに不安定な時です。

さて、そんな時期なのでじんわりくる詩を紹介したいなと思います。

今回は二編選びました。

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ひなた

            井上良子

こころと せなかは
つうじてて

せなかを なでなで
なでていて
おかあさん

ねこはいいな
じぶんで じぶんを
なでられて

わたしの せなか
なでなで なでて
おかあさん

ひなたに こころ
ぽっかり
うかぶまで

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井上さんは童謡詩人・絵描きさんでもあります。
感性のひと。

こころとせなか、たしかに繋がってるなとこの詩を読んだ時思いました。

コロナ禍でスキンシップが減っている時ですが、おかあさんじゃなくても、お互い背中はなでなでできそうです。
背中を撫でてもらうとオキシトシンという癒しホルモンが出るそうです。
一日ひとなでなで、どうでしょう。

井上さんは子どもたちを集めた絵画教室で先生もされていて、自由な創作意欲を伸ばしていらっしゃる様子もFBで発信しています。

太陽の指環Roseと言の葉(井上良子officialブログ)

そんな井上さんは「こんな時だからこそことばを大事にしたい」と言います。

あまりにも、大人たちがことばを大事にしないからと。国のてっぺんに立つ人たちが特にひどいと。

最近、みなさんはどうですか?

私はドキッとします。すぐ頭に「神」をつけたり…。神様ごめんなさい。

さて、つぎは身近な果物のひみつ。

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りんご

             いとうゆうこ

りんごがぐっすり
ねむっているうちに
赤い皮をむこう

りんごが夢から
さめないうちに
白い実をたべよう

りんごの故郷のまちの夢
りんごの故郷のやまの夢を
さくさくと さくさくと

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ああ、そうか、りんごをむくとすぐ色が変わるのは、夢からさめてしまうからなのか…
今朝むいたりんごがぼんやりした味だったのはねむりが浅かったから?

と、この詩に出会ってからりんごの寝息を聴くようになりました。

いとうさんの詩は、以前にも一度ご紹介しています。

水道橋営業所の窓からVol.13ー詩人の窓からー

2月3日に、待望の第二詩集『ほんとのなまえ』がてらいんくから上梓されました。

いつもことばとじっと向き合って、言葉を磨いている生まれながらの詩人さんです。

詩は、ほんの少しのことばで、ふっと心を軽くしてくれたり、ものの見方が変わったり…ことばのほんとの力(潜在能力)を教えてくれるので手放せません。

みなさんにも、お気に入りの詩がありますか?
春の詩といえば、、思い浮かぶ詩がそれぞれにあるかもしれません。


3月、いろいろの別れに祈りを。


それでは、また。

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