きもと社員Blog

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美酒佳肴②

2021年11月17日

今年もあと50日を切りました。一年が過ぎるのが早く感じ、少し焦りにも似た気持ちになっています。

ご機嫌いかがですか? 制作部のことことです。

さて、一部の人には好評だった『美酒佳肴』。

2弾は松前漬けです。

松前漬けとは、農林水産省のHPによれば北海道の郷土料理で「乾燥させたスルメと昆布を細切りにし、醤油・酒・みりん・砂糖などで漬け込んだ保存食」です。我が家では人参・数の子も一緒に漬けていました。

よくBSの通販番組で取扱ったりしていますよね(数の子たっぷりの豪華なヤツ)。

私が松前漬けを知ったのは、小学校低学年の頃でした。

年始回りに訪問した先の奥様が非常に料理上手で、その方が振る舞って下さったのです。

その時は料理名すら知らなかったのですが、後日、母に『松前漬け』というものだと教えられ、「食べたい」と言うと「自分で作ってみれば」とレシピ本(何かの婦人雑誌の付録)を渡されました(我が家は幼い頃から包丁を持たせ、食べたいものは自分で作らせる家庭でした)。

それから(小学3年ぐらい?)毎年12月になると、料理バサミで大量の昆布やスルメをチョキチョキ・包丁で人参をトントン千切りにするのが風物詩に。数の子の塩抜きもやりました(さすがに受験生の時は周囲から止められた)。初めはレシピ通りの配合で作っていましたが、徐々に自分好みの味付けに変え(甘さかなり控えめ)、今では我が家オリジナルの味になったと思います(ただし目分量なのでかなり適当)。

あ、「美酒佳肴」で取り上げていますが、もちろん最初はゴハンのお供でしたよ。成人すると熱燗と一緒に楽しむようになりましたが。

最近は数の子やスルメなどの海産物が高価になった上に、家族の人数も減り歳を取ったので、作らなくなりました。

たまに食べたくなって市販品に手を出すのですが、甘くて。今年は久々に作ってみようかなと思うのですが、数の子は家族の身体+お財布の健康上の理由から入れられそうもありません(いや、本当に高くないですか? スルメも)。

いっそ割り干し大根(切り干し大根より太くて歯ごたえがあります)を入れようかとも考えたんですがそれじゃ「はりはり漬け」(新潟名物)だよな……

前述した農水省のHPの「うちの郷土料理 次世代に伝えたい大切な料理」には、各地域の郷土料理のいわれやレシピが掲載されていて、とても興味深いです。是非自分にゆかりのある地域の料理を覗いてみて下さい。

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