きもとblog
木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!

水道橋営業所の窓からVol.14

2020年09月07日

続・詩人の窓

いや~、暑い、9月に入ってもまだまだ歩いているだけで汗が滴り落ちる日がつづきますね。

残暑お見舞い申し上げます。水道橋の文々です。

しかし、やはり立秋を過ぎると日が落ちる時間が早くなり、帰り道には秋の虫の声が聞こえます。
私が住んでいるのは住宅街ですが、小さな草むらがあるのか、どこからともなく聞こえてきます。

先日、YOさんのブログにも、秋の気配を感じてカナカナの声がするお話しがありました。
ブログメンバーの間でも、カナカナのあのなんともいえないノスタルジックな声に癒されるという声があちこちで上がっていましたが、秋の虫の儚げな声を聴くと、さらに遠い記憶にいざなわれるような感覚になります。

虫の声に、郷愁をそそられるのは日本人独特の感性と聞いたことがありますが、そうなんでしょうか…だとしたら、なんだかもったいないですね。


とはいえ、私も虫の声がどの虫の鳴き声なのかまでは分からず、ちょっと調べてみたところ、こんな動画がありました。便利な世の中です。

『秋の声 12選』

https://youtu.be/VpjtTl2KUcA

声の儚さに比べて、なかなかコワモテな面子ですね。(虫が苦手な方は音だけでお楽しみください)
みなさんの好きな声はありますか?

さて、こんな秋の声に合う詩を探していたらこんなぴったりの詩をみつけました。

今回は、はたちよしこさんの作品です。

なんと、はたちさんは、昨年秋まで、弊社で「ちいさな詩集」という同人誌を発行してくださっていました。
残念ながら、その詩誌は20号を最後に終刊となってしまいましたが、この詩は、その記念すべき20号に掲載されたものです。


  わたしに

風はかぞえられますか
雨はかぞえられますか
世界中の虹をかぞえられますか

一本の樹のすべての葉
ミズスマシの輪
地層にねむる恐竜たち
生まれ死んでいく魚たちをかぞえられますか

波に運ばれてきた貝殻
貝殻を拾った人たち
その足あと
その声
その瞬き
また あしたねといいあった時を
かぞえられますか

呼びなれた名
帰ってくる返事
そのなにげないときを

かぞえられないものばかりが
わたしに
いとおしく ふれてくる


同人誌「ちいさな詩集」は終刊になってしまったものの、はたちさんの詩作はまだまだつづいています。最近は俳句にも力を入れられているようです。
ご興味を持たれた方は、はたち先生のブログを訪問してみてくださいね。

http://sharin.seesaa.net/

そういえば、はたち先生の詩にも、秋の虫の詩があります。
ある虫の声が「闇に穴を開けている」という表現にハッとしたのを覚えています。
さて、その虫の名前は何でしょう?
先程の『秋の声12選』の中にも入っています。

虫の声を聴くと儚い気持ちになるのは、暑さがいとおしくなる寒~い冬が、もうすぐそこまで来ているからかもしれません。

それでは、また。

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