きもと社員Blog

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人間とは

2023年06月30日

日々暑さが増してきて、いよいよ夏本番になってきましたね。

今年は行動制限もなく、花火大会やお祭りを楽しむ事ができそうです。

ご機嫌いかがですか? 制作のことことです。

今回のブログの本題に入る前に一言私は業務でデジタル技術に接してはいますが、世代的にも日常生活においても、どちらかというとアナログ人間です。

そんな人間の戯言とお聞き流しください。

ここ一年で、コンピュータが学習したデータを元に新しいデータや情報を発信する技術である「生成AI」の進化が凄まじいものになってきました。

文章やイラストだけに留まらず、あらゆる業界で活用できる可能性があり、中央官庁や地方自治体でも積極的に導入を試みようとしています。

テレビで得た情報ですが、手塚治虫氏の『ブラックジャック』を、生成AIを使用して新作を生み出させるプロジェクトが始まったとか。

また妻に先立たれた夫が、故人の生前の音声データを学習させ、恰も故人が話しているような音声を生成させたことも紹介していました。

卒業論文を書くために図書館通いをしてあちこちの文献・史料を漁り、自分で信憑性を取捨選択しコピーをしていた世代の人間にとっては、文字通り隔世の感を禁じ得ません。

今までとは比べ物にならないほど効率的で便利な世の中になると、容易に想像が付きます。しかし、一方で「このままで大丈夫なんだろうか」という不安が払拭できない自分もいるのです。

もともと慎重すぎて石橋を叩いて叩き壊すような性格ですし、考え方が古いと言われればそれまでなのですが、自分に都合の良い情報を得るという目的は同じでも、自ら探し取捨選択するのと、AIが導き出したものを使用するのとでは違うのではないだろうかそんなことを考えてしまうのです。

そして現在は人間が学習素材を提供していますが、やがてAIが提供するものだけを享受する時代が来た場合、人間が人間である存在理由はどこにあるのでしょうか。

パスカルは「人間は考える葦である」と表現しました。人間は弱い面も多いが『思索する』という偉大な力を持っていると。

生成AIは、人間の代わりにAIが考え計画し、アイディアやコンテンツを生み出すシステムです。

世論操作を目的とした情報の捏造、フェイク画像や音声が流通する可能性は、現時点でも懸念されています。

AI開発企業のトップや専門家ですら「AIが人類滅亡を招く恐れがある」と言及しているのです。

極端な話ですが、もし万が一AIが意志を持って暴走した時、人間はどう対処するのか、そもそも暴走したと気付けるのでしょうか。

自ら考えることを放棄した人間は、ただ刈られていくだけの存在になっていくのかもしれませんね。

お読みいただき、ありがとうございました。

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