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きもと社員Blog

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水道橋営業所の窓からVol.18 -哲学 の 窓-

2021年06月21日

6月病5月病よりうつうつと

雨音で目が覚める朝梅香る

さあ今日も顔を洗って支度して

お元気ですか、文々です。

最近、よく目にするようになった「SDGs」。国連が2015年に定めた持続可能な開発目標です。

<「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。(エス・ディー・ジーズ)は2015年9月の国連サミットで採択された、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標>

今では小中学生の社会科の教科書に載るようになり、いろいろな企業がこのロゴを掲げています。

ところでそんなSDGsを「大衆の阿片」と断じる哲学者、斉藤幸平さんをご存知でしょうか?

https://twitter.com/koheisaito0131?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

斎藤幸平さんは、日本の、しかも若干34歳の哲学者です。
このところテレビや新聞などのメディアでも引っ張りだこなので、ご存知の方も増えたかも?

昨年秋『人新世の「資本論」』(集英社新書)で話題の人となりました。私もこの本で彼を知った一人です。

どちらかというと、この本は経済思想研究家の肩書の方で評価されているのかもしれません。
とある専門家曰く「ピケティーを超えた」と。でも私はやはりこれは哲学者の仕事だなと改めて思いました。


その昔、哲学を専攻していた身としては、近年、国内外で「哲学者」の活躍が著しいのを見聞きするたびに誇らしい気持ちになります。

長く、特に経済が低迷したここ30年の日本においては、哲学は「へりくつ」くらいに思われており、特に実学としてはなかなか認めてもらえない日陰の学問という印象でした。

実際、哲学書を開くと、いきなり難しい専門用語が飛び出してきて、日本語の本なのに意味不明…ってな現象が起こります。
それが、多くの人を「哲学」から遠ざける原因なんだと思います。

ところが実際には、哲学というのは小さな子どもの方が得意です。なぜなら哲学の第一歩は「問を立てる」ことにあるからです。
(ちなみに、YouTuberでブレイクしたフワちゃん、お笑いコンビフォーリンラブでブレイクし、最近は様々な発信をしているバービーさんも哲学科出身です!笑)

「なぜ?」を大切にする学問なので「哲学は全ての学問の祖である」とも言われたりします。

つまり、ものごとを「こうゆうものだ」と決めて疑わない人には厄介で邪魔なものです。余計なお世話だよ、と疎まれてしまうんですね。

小さな子に「なんで、ねえ、なんで?」と聞かれた時に、じっくり一緒に考えた時「そういえばなんでなんだろう?」って疑問に思うことありませんか?それが哲学の初めの一歩です。

「あたりまえ」を見直す力=哲学(する力)

だと私は思っています。

話を元に戻すと、斎藤幸平さんがベースにしているのは「マルクス」です。マルクスというと旧ソ連を連想するのは今や50代まででしょうか。ソ連が崩壊して、「マルクス」はもはや価値を無くしたとされていた感がありますが、斎藤さんが物心ついた頃にはソ連は崩壊していたわけですから、むしろ社会主義思想の「古典」として初めに触れたのではないかと想像します。

斎藤さんの提唱するのは「脱成長」と「コモン(共有)」です。

ものすごく乱暴にまとめると、たくさん作って、所有し、消費し、捨てる時代を「脱」しようという思想です。

この世界で人が生き続けるためには、もはやそれ以外の選択肢はないということを言っています。その上でSDGsの言う「持続可能な開発」そのものが「まやかし」だよ、と。そんな斎藤さんの本がベストセラーになったことは、喜ばしいことだと私は感じます。このまま、このムーブメントが単なる流行で終わらないことを切に願っています。

企業にとって、売上を出し収益を増やすことは「あたりまえ」とされてきましたが、これからそのあたりまえを哲学できるかどうかが、その企業が持続可能かどうか問われている気もします。

さまざまな変革がこれからどんどん押し寄せてくる中で、私自身が常に「あたりまえ」に問いを立てつづける必要がありそうです。

それでは、また。

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