えいちゃんです。
眩しい日の光。鮮やかな色彩に溢れた風景。まさにRebornです。
最近、左目で視界が白く霞んで見えるようになり、眼科検診を受けたところ、白内障と診断され、手術することとなりました。
白内障ってご存じですか。
白内障とは、眼の中のレンズの役割をする水晶体が濁ってしまう病気で、加齢に伴って発生する場合が最も一般的で、早ければ40歳から発症し、80歳を超えるとほとんどの人が何等かの白内障の状態にあるといわれています。
水晶体が濁るという状態は、水晶体内のタンパク質が様々な要因によるストレスで異常なサイズの塊へと成長してしまい、水晶体を通過すべき光が眼の奥に届かなくなったり、反射して眩しくなったりしてしまいます。
この塊は薬では治せないので手術で水晶体を人工のレンズに交換する以外に方法はありません。
医者からは、日帰り治療で手術時間も15分ぐらいと言われましたが、局部麻酔での手術なのですべて見えてしまうこと、眼に異物(レンズ)を挿入することなどで、不安でいっぱいでした。
いざ手術の日、
案の定、手術室の医師も看護師も見える状態で手術が始まりました。
まずは、細いメスで角膜の黒目と白目の境目付近に小さな創口を作りますが、医師も看護師も見えているのにメスの先も切っているところも見えません。
次に水晶体の中身を吸い出すために、水晶体を覆っている水晶体嚢と呼ばれる袋の前面を剥がして作業用の窓を作りますが、これも施術状況は見えません。どうも水晶体の上での作業のため、視角から外れて見えないようです。
剥がされた水晶体嚢の窓から、超音波の出る棒を入れて水晶体を細かく砕き、同時に吸い取ります。ここで徐々に景色がぼやけてゆき、最後には像がなくなり白いシーツの下にいるような状態になります。
中身のなくなった水晶体嚢の中に、切開した創口から人工のレンズ(眼内レンズ)を挿入します。このレンズを挿入した途端、景色が見えはじめ、レンズが正しい位置に調整されると、手術前と同じように手術室の景色が見えてきてました。すごいです。
手術後は眼帯をして帰宅しました。
翌日、経過診察を行いましたが、眼帯を取ってはじめに見える景色の明るさにびっくり。色彩も鮮やか。視力は1.0にまで回復していました。
医師には、術後は黄色が強く感じられるかもと言われましたが、赤は赤く、黄色は黄色にしっかり見えており、もともとの眼が、長年の汚れで黄色が抑えられてしまっていたので、新しい眼では黄色が際立って見えているのだと思います。
生まれ変わった眼。
明るく、色彩も鮮やかで気持ちまで明るく若返って感じます。
新しいこの眼で何を楽しもう。
やはり自然がいちばんかな。海の青、山の緑。
とても旅行に行きたくなってしまいました。
しかし、今はコロナ禍の真っ只中、がまんがまんです。