きもとblog
木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!

桃・バンザイ!

2020年03月03日

皆さま こんにちは。制作部のことことです。
うがい・手洗い・お部屋の換気、していますか?

今日は33日、雛祭り、そして五節句のひとつ「上巳(じょうし/じょうみ)の節句」ですね。
五節句
人日(じんじつ):正月7日、 上巳:33日、 端午(たんご):55日、 七夕(しちせき):77日、 重陽(ちょうよう):99日の五つ。
古代中国の陰陽五行説を由来として日本に定着したもので、江戸時代初期には幕府によって「式日(しきじつ)」として扱われ、公武行事が行なわれた。

「上巳の節句」は、中国では元々「忌むべき日」とされ、川辺に出て不浄を取り除くため禊(みそぎ)を行なう風習があったそうです。日本でもそれを取り入れたのか、人形(ひとがた)に不浄を託して川や海に流す事が行なわれたとか。鳥取県の『流し雛』はそこから来たのかもしれません。

さて上巳の節句は、日本では「桃の節句」とも呼ばれています。
桃の花が咲く時期だからでしょうがそういえば桃には邪気を祓う力があるとされ、古来より縁起の良い植物とされていたのをご存知でしょうか(東洋限定のようです)。

桃ははるか昔に中国から渡来した植物ですが、かの国では2500年程前から栽培され、実を不老長寿の仙薬とする伝説(『西王母の桃』といえば不老長寿の象徴ですね)もありました。木自体も仙木と呼ばれ、邪悪な物から嫌われる、厄を跳ね返して災いから守ると言われています。
日本でもそれは引き継がれたようです。
古事記には、伊邪那岐命(イザナギノミコト)が、日本最古にして最大の夫婦喧嘩(?)を起こして黄泉の国から逃げる際、追っ手である雷神に桃の実を投げつけて退治したと書かれています(岩波文庫『古事記』 倉野憲司校注 p.26-27 1992年 第49刷)。桃はその功績によって「意富加牟豆美命(オオカムヅミノミコト)」という名を与えられ神様になったとか。関東では多摩市関戸の熊野神社でお祀りされています。

そういえば、鬼退治の桃太郎も桃から産まれていますね。
花の女性的なイメージとは異なる、力強さを感じます。

私は桃が果物の中で一番好きなのですが、そこそこのお値段がすることもあり、頻繁に食べる事はありませんでした。
が近年、「1ヵ月分のお給料を使って桃を買ったら、満足するまで食べられるんじゃないか」とよこしまな考えが頭をよぎるように。ただ、いざ実行しようとしても「桃は傷みやすいから一度に買っても食べきれないだろう」と冷静に自分に突っ込みを入れ断念するという事を繰り返していました。
よくよく考えてみれば、桃の産地は岡山・山梨・福島など各地に散らばっており、品種も収穫時期も異なります。勇気を出せば、もしかしたら数十年来の野望が実現できるんじゃないだろうか。

…閑話休題…
仙薬かはともかく、桃は花も葉も実(桃仁梅干しでいうところの『天神様』ですかね)も生薬として利用できるそうです。
花は利尿剤や下剤・葉は汗疹や湿疹に、種は婦人病や血液の流れが滞るのを防ぐ作用があるそうです(だからといって、素人が安易に服用してはダメですよ)。

桃が神様になる時、伊邪那岐命から「現(うつ)しき青人草の、苦しき瀬に落ちて患ひ惚む(うれひなやむ)時、助くべし」言われたとあります。

いまこそ桃の魔除けの力・上巳の節句の禊、意富加牟豆美命のご利益、そして何よりも私たちの最大限の努力をもって、少しでも早く新型コロナウイルスの感染拡大を終息させましょう。

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