きもとblog
木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!

新入社員(新社会人)だったころの自分 vol.12

2019年04月04日

お世話になっております。

今日の担当 めーこ です。営業部にいますが、基本は「つくる」人です。

シリーズ「新入社員(新社会人)だったころの自分」ということで…
どうしよう。ちょっと悩みました。
わたしは、いわゆる「学校卒業して就職しました!」という経験がないのです。
専門学校を卒業して、その後数年、漫画家を目指しながらフリーターをしていました。

その頃が大体23歳くらい。
世間的に「新社会人」といわれるくらいの年齢でしょうか。
なので、今回はその頃に経験した、現在の仕事にも影響を与えている出来事についてお話しようと思います。


23歳ぐらいのとき、わたしは書店で働いていました。
わたしが所属していた店舗の従業員は、文房具売り場含め70〜80人ほどだったかな。
書店としては、大きいほうだと思います。
客数・売り上げもチェーン内全国3番に入る、活気のある店舗でした。

そこで、専門書の棚担当をしていました。
正確にいうと、最初はお客様係 兼 レジ担当として入りましたが
店長に「もっと書店の仕事を知りたいです。棚担当をやらせていただけませんか」と直談判し、色々運よく、また、各方面の方のご助力で異動させていただきました。

異動先で受け持ったのは、店長が元々担当していたジャンルの棚でした。

その店長。
20歳代半ばにアルバイトとして入り、売れる“棚”を作れることを買われて、数年でその店舗の立ち上げ時に店長になったなかなかのキレ者。
気分のブレが少なく割といつもニュートラルで、ひょうひょうとした風貌の男性。
私が働いていた当時で30歳越えたくらいだったはずですが、今振り返ってもすごい人だなと思います。

そういう優秀な店長のお膝元で棚担当ライフをスタートさせました。

やってみて実感したのですが、めっっっちゃめちゃ大変。

自分の棚の整理だけでなく、他のジャンルを求めに来たお客様にも対応しなくちゃならないし、入庫・返品確認、出版社の営業対応、レジ応援、上部の人が定めた販売方針に基づいて販売戦略(フェアの展開等)のアイデア出しなどなどなど…予算に対する売り上げの進捗報告も毎朝発表するし、のんびり屋の自分にはかなりハードなものでした(これ、ほぼ毎日…時間制限あるし※基本残業なし、今考えても結構しんどい笑)。
*有期雇用の社員にそこまで課すことの是非は、今回は脇に置いておきます。

とにかく。
やりたいと言ったのは自分なのだ。
やるだけやってみよう。
と、毎日1つずつでもできることを増やし、2〜3か月経った頃には何とか形になってきました。

まわりのことよく気がつくねとか、先輩から褒められたり。

よし、わたし、やるじゃん(^3^)

とか思ってました。

そんな、ある日。

多忙な店長が、珍しく一緒に棚整理をして、棚整理のお手本を見せてくれていました。

その時、50〜60歳くらいの男性のお客様がわたしにお声がけ下さいました。
「いらっしゃいませ!何かお探しでしょうか?」と対応すると
男性は「あー…いいや。あなたは、たぶんわからないから」と、近くの店長に声をかけ直したのでした。

がーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。

この話をすると、大抵の人は「ひどい!」とか同情してくれるのですが、違うのです。
その男性は正しかったのです。
男性と店長の話をそばで聴かせていただいたけれども、当時のわたしには到底応えられないリクエストでした。

死ぬほど悔しくて恥ずかしかった。

お客様のリクエストにお応えして、満足していただける本をご購入いただくのが、書店員の大事な仕事じゃないのか。


自分ができるようになったと思っていたのはあくまで「基本業務」…内側の事情であって、ほんとの顧客満足はその上に築かれるものなのだなと知りました。
しかも、基本業務も、まわりの手助けがあって成り立ってる部分もあるじゃないか。
褒めてくれた先輩の気遣いは無碍にしたくないけど、まわりのことに気がつくというのも、自分がほんとにやるべき業務に集中していなかっただけかもしれません。

その後、男性の対応を終えた店長に「あのようなお客様にも満足していただける対応のできる人間になりたいです」というようなことを言った覚えがあります。
そこで下手な慰めをせず「そうか。頑張らなきゃな。」とだけ返して、棚整理のレクチャーに戻ってくれた店長は、ほんとにできた人だなと思います。

店長が整理した後の棚は美しく、そして、店長が入らない日よりも売り上げが(諸事情を鑑みても)確実に高かったことも付け加えておきます。


その日以来、意識が変わりました。

書店の仕事自体は、やっぱり売るより作るほうが自分に合ってるなと思って、1年足らずで辞めてしまいました。
それから今の「つくる側」の職業にシフトしていきます。
「つくる側」の職業はわたしには合ってました。
それでも、正直「もうやってられないわ!!!!!」と思うこともあります。
そういうときに、今回お話したエピソードで得た「お客様視点の仕事をするには、正しい実力をつけねば。正しい実力をつけるには、自分で状況を見て考えられるようにならねば」という意識が、病めるときも健やかなるときも自分のなかに存在して、なんとかかんとかモチベーションを保たせてくれています。


売る側からつくる側へ転換したときのエピソードも、また機会があれば聴いて下さい。
今回は、このへんで。

読んでくれてありがとうございました。


【本日のらくがき】

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営業部のぬまっち(このシリーズではvol.3を担当しています)。
木元省美堂の全社員、キャラクター化めざしてます^^!
今年入った新入社員とも、キャラクターつくれるくらい接点もてたらなって思ってます♪

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