木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!
2019年03月19日
こんにちは!
今日のきもとblogを担当するおけらです。
なんと、本日が誕生日です!年齢は内緒ですが、
掲載しているネタでご想像して頂ければと思います。
新社会人の頃のお話シリーズと言う事で…
だいぶ昔の話になり、どうだったかなあ〜
一つだけハッキリ覚えていることがあるので、その事柄を紹介したいと思います。
僕は高卒で現在の印刷業界へ飛び込むことになりました。
そもそも未来へのヴィジョンを持っていなかった僕は、
面識の無い人と接するのを苦手としていたこともあり、
工場内勤を希望し「現場仕事中心の職業」という条件だけで進路指導の先生に職を紹介してもらいました。
今思えばとても安易だったなあと思います。
会社見学にお伺いし、すんなりその場で採用を頂き苦労せず就活が終了。
当時、印刷業は3K「きつい・汚い・危険」業界の一つというのが世間の認識でした。
心の中では「耐えられるかなあ…」などと不安を感じておりました。
しかし…会社見学で目撃したものは…!!!
とても近未来的なオペレーションスタンドと、PCのお化けが目に飛び込んできました。
その煌びやかな機器は…
当時では最先端機器(億単位の設備)の
「ドラムスキャナー」と言われる筒型の写真取り込み装置と、
「CEPS(color electronic prepress system )=セップス」と総称される高機動画像処理システム一式が配備され、
まさに、手作業工程からデジタル作業工程への転換期でもあり、印刷上流工程の花形でもあったのです。
僕の中の『印刷=3K』のイメージが根底から覆ったのを鮮明に覚えています。
工業高校出身の僕は光学系機器に魅了され、即座にデジタル処理工程であるCEPSオペレーションを希望しました…が、
なんと…採用枠は「版下」か「刷版」のどちらかでした。
しかも大卒出身でなければ配属できないとのこと…とにかくガッカリしたのを今でも忘れません。
ただ、目に焼き付いてしまった最先端機器を簡単に忘れる事などできません。
気持ちを切り替え、「入社してからその部署を目指せばいいや!」と心に決めた事は、
自分の中である種のヴィジョンが輪郭化され、
社会人として良いスタートが出来たと今でも思います。
以前、ブログ「おけらのひとりごとVol.1」にも掲載しましたが、
入社して「版下」として僕の社会人生活がスタートしました。
時代が進み、億単位設備「CEPS」は比較的安価で設備投資ができるDTPシステムの台頭とともに姿を消しました。
僕が目指した「CEPS」は結果、触る事は出来ませんでしたが、
幸いドラムスキャナーの構造や技術を教わる事はできました。
その後にDTPの立ち上げに携わり、スキャナーの経験は現在の自分が持つ画像加工スキルの基礎の一部となっています。
社会人になる前に「将来なりたい姿=ビジョン」。
これを持つ事が出来て、とても幸せだったと今でも感じています。
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