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2026年03月06日
前回のブログでカセットテープの思い出を書いたのですが、今回は長年探していた、ある音楽について書きたいと思います。
いろいろと当時の記憶をほじくり返してみたらどうやら出発点は1993年のことらしく、そんな昔だったのかと改めて衝撃を受けてしまいました。
皆さんは、ふと耳にした音楽が心に残り、いつまでも引き摺った経験はありますか?
私とその音楽の出会いは前述したように1993年、テレビを点けっぱなしにして大学のレポートを書いていた時のこと。
朗々と流れる美しいソプラノの声に思わず画面を見ると、6人ぐらいの男女が輪になって踊っている…ケネス・ブラナー監督・主演の映画『から騒ぎ』の日本公開のCMでした。
それからはCMのたびに聴き入っていましたね。テレビなので15秒か長くて30秒程度の尺なのですが。実際に映画を鑑賞することはなかったものの、その音楽は映画公開が終わっても企業CMやテレビ番組のBGMで使われることも多く、「曲名が知りたい」と思うように。
ただ当時は検索エンジンはもちろんインターネットですら普及しておらず、調べる方法もわからないまま次第に自分の記憶から薄れていくようになりました。
それから20年ぐらい経った頃にまたその音楽を耳にする機会があったのですが、相変わらず曲名は不明…さすがにネットが身近になっていたので「曲名がわからなくても映画のサントラ盤に収録されているのでは」と思いつき検索、CDを入手することができました(ちなみに今は廃盤になっています)。
ドキドキしながらCDをセット…「おや?(オープニングじゃないのかな)」…2曲目…3曲目…「あれれ?」…CD終了 「あの曲が無いやんけ!」
いや、収録曲はいい曲ばかりでしたよ? それでも目当ての曲がない! もうすっかり気力消失状態になりました。
その後は敢えて探すことはしなかったのですが、似たようなメロディーやソプラノの声を聞くたびに耳が反応してしまい、自分でも「取り憑かれてるな」と笑ってしまうことも。
それが去年、ふと「今なら検索を駆使すればヒットするのでは」と思うように。
思い立ったが吉日とばかりにキーワードを考え打ち込むこと数分…お目当ての曲名を知ることができました(30年の試行錯誤がぁぁぁ)。これで聴くことができる!と喜んだのも束の間、今度はCDが見つからない。さすがに発売から30年以上も経つと(しかも洋楽・マイナーなジャンル)中古ショップにも置いていない。
ようやく頂上に登ったと思ったら、本当の頂上はまだ先にあったという気分になりました。
結論から言うと、結局ネットで探して手に入れることができました。いやー、あるところにはあるんですね。初めてフルで聴いた時には感動しましたよ。私の目覚まし音楽になっています(鳴る前に起きるので実はあまり聴けていない)。
今は「いい曲だな」と思うと、すぐに手に入れることができる時代になっています。便利になったものだなと思いつつ、一つの曲を手に入れるのに30年以上も掛けた自分の気長さに、少しだけ拍手したい気分です。まるで宝探しをしているような感じでした。
お読みいただき、ありがとうございました。
※ちなみに皆さんが気になっているかもしれない30年掛けて手に入れた曲とは…ヤニー(Yanni)の「Aria」です
ソプラノの声なので女性かと思ったら、作曲したのはギリシアの髭のおっさんでした。興味があれば聴いてみて下さい。
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