1. ホーム
  2. きもと社員blog
  3. マチネの終わりに

きもと社員Blog

木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!

マチネの終わりに

2025年09月04日

こんにちは、 社長の木元(哲)です。

たまプラーザ駅北口のイトーヨーカドーを抜けた辺りに、
その本屋は誕生しました。

 「ブックスTangerina

店主は私の高校のバレーボール部の後輩です。
私がコーチをやっていた時のチームのセッターで、
関東大会にも出場しました。
40年以上の長い付き合いになります。

書店の閉店が相次ぎ、出版不況と言われる中、
新たな本屋を開くのというのは大変な決断だったと思います。

-      子どもたちが絵本や図鑑に目を輝かせ、大人たちが国内外の小説に時間を忘れる。
生き方に迷った際には道しるべとなるような人文・社会・自然科学の本を!
本を手に取った人が日常から離れて知的な冒険をするような、
そんな「出会い」をたくさん提供していきたい

店主の思いです。
木の香りのする店内には、店主の拘りの本が並びます。
紅茶を飲みながらゆったりと寛いで本を読む空間もあります。
著者のトークイベントも開催しています。
近くにあれば仕事帰りに毎日通いたくなるような本屋です。

開店の日に訪れた際に一冊の本が目に留まりました。
  「マチネの終わりに」(平野啓一郎)
小説はかなりの冊数を読んできたという自負があったのですが、
平野啓一郎さんの本は初めてでした。

 -      物語は天才クラシックギタリストの蒔野と、海外の通信社に勤務する洋子の出会い
   から始まります。初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた二人。
   しかし、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまいます。
   互いへの愛を断ち切れぬまま、別々の道を歩む二人の運命が再び交わる日はくるのか?

40代という、まさに「マチネの終わり」を迎えた二人の愛の物語に胸を締め付けられ、
じれったい気持ちになり、ハラハラドキドキして、そして感動のフィナーレを迎えます。

心理描写の巧さと情景描写の繊細さ、そして登場人物の各々に光る個性に
魅了され、物語の世界に時間を忘れてどっぷりと浸かりました。

この小説は、福山雅治と石田ゆり子の主演で2019年に映画化されています。
映画は映画で良かったのですが、小説の繊細な描写と世界観を映像で
表現するのは難しいのだなと感じました。

こういった本との出会いは人生を豊かにしてくれます。

本をネットで購入するだけでは、こういった出会いはなかなか生まれません。
これからも本屋に足を運び、新しい本と出逢いたいと思います。
たまプラーザに行かれる際は、是非、「ブックスTangerina」に

お立ち寄り下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

books Tangerina

ブログ内検索

月別アーカイブ

情報発信に必要な
印刷物やWebサイトの制作について
お悩みの方はお気軽にご相談ください

お問い合わせ・ご相談

お見積り、ご相談等をご検討の方は
お問い合わせフォームをご活用ください。

お問い合わせする

サービス資料請求(無料)

社内で検討されたい方にサービス内容を
まとめた無料の資料をご用意しています。

資料請求する

お電話でのお問い合わせ

出版社様はこちら

03-6240-0588

タップで電話発信

一般企業様、印刷会社様、
デザイナー様はこちら

048-421-8571

タップで電話発信

※電話受付時間 9:00-17:00(土日祝除く)。
※電話・フォームともに、セールス目的での問い合わせはご遠慮ください。

TOP