木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!
2025年09月04日
こんにちは、 社長の木元(哲)です。
たまプラーザ駅北口のイトーヨーカドーを抜けた辺りに、
その本屋は誕生しました。
「ブックスTangerina」
店主は私の高校のバレーボール部の後輩です。
私がコーチをやっていた時のチームのセッターで、
関東大会にも出場しました。
40年以上の長い付き合いになります。
書店の閉店が相次ぎ、出版不況と言われる中、
新たな本屋を開くのというのは大変な決断だったと思います。
- 子どもたちが絵本や図鑑に目を輝かせ、大人たちが国内外の小説に時間を忘れる。
生き方に迷った際には道しるべとなるような人文・社会・自然科学の本を!
本を手に取った人が日常から離れて知的な冒険をするような、
そんな「出会い」をたくさん提供していきたい
店主の思いです。
木の香りのする店内には、店主の拘りの本が並びます。
紅茶を飲みながらゆったりと寛いで本を読む空間もあります。
著者のトークイベントも開催しています。
近くにあれば仕事帰りに毎日通いたくなるような本屋です。
開店の日に訪れた際に一冊の本が目に留まりました。
「マチネの終わりに」(平野啓一郎)
小説はかなりの冊数を読んできたという自負があったのですが、
平野啓一郎さんの本は初めてでした。
から始まります。初めて出会った時から、強く惹かれ合っていた二人。
しかし、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまいます。
互いへの愛を断ち切れぬまま、別々の道を歩む二人の運命が再び交わる日はくるのか?
じれったい気持ちになり、ハラハラドキドキして、そして感動のフィナーレを迎えます。
心理描写の巧さと情景描写の繊細さ、そして登場人物の各々に光る個性に
魅了され、物語の世界に時間を忘れてどっぷりと浸かりました。
この小説は、福山雅治と石田ゆり子の主演で2019年に映画化されています。
映画は映画で良かったのですが、小説の繊細な描写と世界観を映像で
表現するのは難しいのだなと感じました。
こういった本との出会いは人生を豊かにしてくれます。
本をネットで購入するだけでは、こういった出会いはなかなか生まれません。
これからも本屋に足を運び、新しい本と出逢いたいと思います。
たまプラーザに行かれる際は、是非、「ブックスTangerina」に
お立ち寄り下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※電話受付時間 9:00-17:00(土日祝除く)。
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