木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!
2024年11月14日
皆さんこんにちは、Ufraです。
突然ですが皆さんは秋の味覚で好きなものはありますか?私は子供の頃から梨と秋刀魚が特に好きでしたが、とある食材に出会ってからそれが不動の1位となりました。
それは、タイトルにもなっている本柳葉魚。「柳葉魚」と書いて「ししゃも」と読みます。
スーパーや飲食店・学校の給食など、何となく思い浮かぶかと思います。
しかし!一般的に流通しているのは「本柳葉魚」ではなく、和名で「樺太柳葉魚」と呼ばれる種で全くの別物なんです。
違いについてですが、樺太柳葉魚は北大西洋やオホーツク海北部など比較的広域にかけて生息する海水魚。やや青みがかった銀色でスタイリッシュな形。
一方、本柳葉魚は北海道の太平洋沿岸部にのみ生息する日本の固有種で、鮭などと同じく河川で生まれて海で育ち、産卵期になると河川を遡上する回遊魚。身はやや赤みがかった色で、丸みをおびています。
また、本柳葉魚は漁期が10〜11月と短期間なこともあり市場にもあまり出回らない希少価値の高い魚の1つです。
私が本柳葉魚の存在を知ったのはちょうど10年前の今頃に北海道旅行した時。晩御飯を食べに行ったお店のメニューに「ししゃも」があったので注文しようとしたら、私が注文しようとしている方は「樺太柳葉魚」で、今はそれと別に「本柳葉魚」も有ります、とお店の方に説明されたのがきっかけでした。それぞれ実物を見せてもらいながら丁寧に違いを説明してもらったのを覚えています。もちろん本柳葉魚の方を注文しました。
味も全く違い、焼き本柳葉魚は身がふっくらと柔らかく脂ものっていて、ここまで違うの!?と感動。そして、新鮮な物は刺し身で食べることもできます。
きれいな白身で臭みもなくあっさりしつつも脂の甘みのある上品な味でした。
なかなか本柳葉魚に巡り合う機会もないので私自身も3回しか食べたことありませんが、樺太柳葉魚を見る度に思い出します……そのせいもあってか、自分から樺太柳葉魚を買ったり注文しなくなりました(決して嫌いになったわけではないです)。
今年は間もなく時期も終わってしまいますが、今後10〜11月に北海道へ行くことがあれば本柳葉魚をお召になってみてはどうでしょうか?
(一応、なかなかいい値段で通販等でも取り寄せ可能です)
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