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きもと社員Blog

木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!

自分だけの世界を撮影してみよう

2023年07月28日

こんにちは!
DS部のユキです。

今回は、私が制作の表現を広げる一環として行っている活動についてお話します。

みなさんは写真を撮るとき何を意識していますか?
撮りたい対象が人だったらブレないように、食べ物だったら美味しそうに、SNS映えを狙った撮影ならおしゃれな配置にして撮影したり...
などなど、肉眼で見たものをそのまま写すように撮影される方が多いかと思います。

では、意図的にぼかしたり、ブレた撮影をしてみるとどうなるでしょうか?

まずはこちらの写真を見てください。

写真1

こちらはシャッタースピードを遅くして竹林の中を駆け抜けながらブンブンカメラを振り撮影したものです。
カーブを描いた光の線が何重にも重なり、海の水面のような模様が広がった一枚になりました。

このように見たものをそのまま写すだけでなく、あえてぼかしやブレを使って撮影してみることで肉眼では捉えられない新しい世界を見つけることができます。

最近はこういった「不明瞭な美しさ」を探して撮り方を工夫した撮影をしています。

お次はこちらの写真。
これは何かわかりますか?

写真2

これはお菓子のチュロスをピントを合わせずに接写したものです。
チュロスの凹部に溜まっているザラメと凸部の生地の部分が綺麗なコントラストを描いています。
また、ザラメが光の粒のようにぼやけて、ポヤポヤと光が浮き上がっていくようなかわいい写真が撮れました。

もう一つ、紹介します。

写真3

こちらは青い布の上にラップを敷き、その上に輪切りにしたゆで卵を乗せて丸く円を描くようにカメラを回しながら撮影しました。
少しソフトな雰囲気がゆで卵のしっとり感とマッチして不思議な世界を演出しています。

今回ご紹介したぼかしやブレを使った表現はシャッタースピードや絞りを工夫して撮影したものが多いですが、
もしお手元に一眼レフがないという方でもスマホでぼやけた世界を作ることはできます!

例えば、スマホと被写体の間にペットボトルや透明のビニール袋、薄いカーテンなどを挟んで撮影するとぼやけたり歪んだ不思議な世界が撮影できちゃいます!

プロのカメラマンのように綺麗にばっちり被写体を撮れなくても、自分なりの面白い撮り方を探して撮影してみると、肉眼では見られない新しい世界が見つかるかもしれません。

もし興味がある方がいれば、ぜひ「綺麗に撮る」だけではなく「楽しんで撮る」ことを意識した撮影もやってみてください!

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