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きもと社員Blog

木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!

オフィス街の書店が消える?

2022年09月17日

社長の木元(哲)です。

オフィス街から書店が消える

そんなショッキングな記事が新聞の一面に掲載されました。
「東京・赤坂のチェーン書店の文教堂赤坂店が閉店し、
赤坂から書店が無くなる」という記事でした。

文教堂赤坂書店は1995年に開店し、オフィス街という
立地から、昼休みや会社帰りの多くの会社員で賑わう
風景がテレビのニュースで良く流れていました。

あの八重洲ブックセンターも44年間の営業を終了し
20233月に閉店するそうです。

八重洲ブックセンター本店は1978年に東京駅前に開業し、
100万冊の在庫を有する日本初の超巨大書店として知られています。
私が大学生の頃、ゼミで経済学の専門書の翻訳(仏語または独語)を
宿題として課されたことがありました。
そもそも経済学の原書をどこで手に入れるのかも分からず途方に暮れていた時、
先輩のアドバイスで八重洲ブックセンターに行きました。
独語や仏語の原書がずらっと並んでいて逆に選ぶのに苦慮したことを覚えています。

さて、私のとてもお気に入りのオフィス街の書店があります。

三省堂書店有楽町店と丸善丸の内本店です。
この2つの書店は無くなって欲しくないと切に願っています。

三省堂書店有楽町店は、書店員さんの手書きの紹介が秀逸で、
本の陳列を
見るだけで心がウキウキしてきます。
今の流行りを知りたい時に足を運ぶ書店です。

丸善丸の内本店は、とにかくお洒落でゆったりとした空間です。
何時間居ても飽きない私の居場所です。
ここに来ると必ずビジネス書や趣味の本を何冊かは買ってしまいます。
 

日本の総書店数は1999年には22,296店だったのが、
2022年には11,024店まで半減しているとのこと。
書店文化が失われていくようで残念な気がします。

自らを振り返ってみても、最近はコロナ禍もあってか、アマゾンで買うことが

多くなってしまいました。

でも書店で本を買うのとアマゾンで買うのでは、「買うという体験」が断然異なります。

「良い本と出逢ったな」という体験はリアルな書店で買った時の方が
圧倒的に多かったような気がします。

また、書店で買う場合、コンテンツとしての本という側面だけでなく、
質感や愛着を感じる「モノとしての本」という側面を感じることが出来ます。


出版物の製作に携わる当社としては、その両面の価値を支え、
出版文化と
書店文化を後世に伝える存在でありたいと
改めて感じました。

  

以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

八重洲ブックセンター
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