きもと社員Blog

今回シリーズでお送りしている「中学・高校時代のクラブ活動の想い出」。

私ｼﾞｬｯｷｰは、小中はバレーボール、高校大学は硬式テニスに青春を捧げました。
テニス部入部は、顧問の先生がかっこよかったからという邪な考えからだったため、今回は小学5年生から始めたバレーボールについて記憶を遡ろうと思います。

始めたきっかけは、ささいなことでした。
皆さんの学校にもありませんでしたか？放課後の時間を使って活動する「スポーツ少年団（以下、スポ少）」。
その活動を見たことがきっかけでした。
練習中の掛け声、回転レシーブ（ふ、古い）、鋭いアタック等も子どもながらにすごいな～と見ていましたが、一番心奪われたのは「膝サポーター」と「バレーボールシューズ」。
特にシューズは白地に赤い線が入っていてなんだかとってもカッコイイ…。この靴履きたい！
やりたい！と思ったら止まらない性格なので、見学した日の週末に早速シューズを買いに行きそのままスポ少に入団しました。その後はとにかく練習することが大好きで、どんどんバレーボールの虜になっていきました。

中学時代も迷うことなくバレーボール部に入部。
しっかり目標を決め、自分達で練習メニューも考え、練習終了後も夜遅くまで自主練をする様なチームでした。
その甲斐あってか、中学最後の大会では優勝して県大会出場を果たしました！これが一番の想い出です！
と言いたいところですが、今回このお題で書くにあたり思い浮かんだのは、顧問のK先生の顔でした。

K先生は校内でも厳しいと噂の女性の国語の先生でした。3年間指導頂きましたが、本当に厳しかった‥･
中学のすぐ目の前が海だったのですが、毎日の練習はその海の端（洞窟みたいなところ）から端（灯台の袂）までを往復するところから入ります（これは先生が組み込んだ練習メニュー）。調べたら往復3ｷﾛ程ありました。
先生からは、砂の上を走ると脚力がつく！走りにくい方を走れー！と言われていましたが、私たちは先生が見ていないだろうと波打ち際（砂が水で固まっていて走り易い場所）を快適に走っていました‥‥そしたら先生に見つかり、叱られたこと数回‥。
厳しい先生でしたが、練習試合の時にはレモンの砂糖漬けを作って来てくれることもありました。
試合の合間に先生の厳しい指導を聞きながら食べた甘いレモンの味は忘れられません。
そんな先生との想い出で一番覚えているのは、なぜか、夏休み期間の希望練習日程を先生にお見せした時の、先生の表情。
練習が大好きだった私たちは夏休みのほとんどを「練習」と書いた日程表を先生にお渡ししました…。
するとK先生はその日程表を見て驚いた様子で「そんなに練習したいんだね…」と。
その苦笑いした顔が、今でも目に焼き付いています。
（最終的には少しだけ日数を減らされました）

もう一つ思い出したことがあります。それは卒業式の日に先生から部員全員に贈られた言葉。
「後ろ姿で慕われる人になりなさい～」という餞の言葉です。
厳しい先生ではありましたが、卒業式の日には大勢の生徒に囲まれていたK先生。
きっとご自分が「後ろ姿で慕われる人」を意識されていたのだな～と思います。

K先生とは今でも年賀状での交流が続いています。
今年の年賀状には綺麗な文字で「後期高齢者になりました」と一言。
…ん？ということは、私たちを指導していたあの頃の先生と今の私は同い年…。
自分は後ろ姿で慕われる人になっているだろうか…。先生にお会いして聞いてみたくなりました。

皆さんの学生時代にはどんな想い出ありますか？
最後までお読み頂きありがとうございました。