きもと社員Blog

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テレビ

2021年08月11日

バッハです。話の長さには気をつけます。

家にあったテレビはブラウン管。今のテレビ市場に逆行する奥行き30センチ以上、かなり重量のあるテレビで、その古さゆえにデジタル放送が受信できなくなったことを機に「欲しくなったらいつでも買える」とテレビを処分して2年ぐらい経ちました。

思ったより不便を感じることがなく、いまもテレビがない生活です。

テレビがあったころはドキュメンタリーを観るのが好きでした。「…密着24時」とか、テレビがないことで残念といえば、それらの番組が観られないことかも。

そんなドキュメンタリーの中に忘れられない1本があります。2004年に放送された番組です。

戦時中、物資輸送のために民間の船は軍に徴用されました。

神戸にある「戦没した船と海員の資料館」には漁船、客船、貨物船など1,300隻あまりの戦争の犠牲になった民間船の写真が並んでいて、当時、資料館をささえる会の代表をされていたSさんは、遺族からの依頼で、戦没船を紙と木で再現した模型を届ける活動をされていました。

活動のきっかけは、展示されたSさんが製作した戦没船「対馬丸」の模型の前で涙を流すご遺族の話を伺ってからで、20年で100隻以上作ったそうです。

知られざる民間船の悲劇とともに、59年(当時)たった今も続く遺族の悲しみの日々。太平洋戦争で犠牲になった民間船はおよそ7千隻。亡くなった船員は6万人を超え、肉親の遺骨のない遺族は、模型船を家族の棺として迎えます。

視聴後は、破壊の恐ろしさより悲しいという思いだけが残った番組でした。

オリンピック、コロナの猛威も加わり終戦という言葉さえ異次元になりそうな昨今。今年はオリンピックの影響で8月6日の原爆関連の特番がなくなったというニュースを読みました。

戦後76年。戦争の記憶をどうやって後世にのこしていくかという懸念が聞こえてきますが、たとえ戦争体験がなくてもこのような番組をとおして伝えていけるのではないかと思います。

残念ながら、現在この番組は観ることができません。過去に学ぶために、何事も埋もれることなく、いつでも誰でも観られる環境を整えてほしいものです。

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