木元省美堂の社員が様々な話題をお届けします!
2019年03月28日
みなさま こんには。 制作部のことことです。
新人時代が昔過ぎて…。
私が就活したのは、「超氷河期」といわれ、特に女子学生には厳しい年でした。
採用を控える大手とは異なり、当社は文系大卒女子でも技術職として積極的に募集をしており、技術を身に付けたかった自分は、採用が決まって「渡りに船」のような心境でした。
配属されたのは製版課で、当時はアナログが主流でした。作業内容としては、おけらさんの2月22日の「おけらのひとりごと vol.1」に掲載されている『レタッチ』に相当します。
部署には、カッターナイフを自在に操り、モノクロの版下からカラー印刷物を生み出すためのポジフィルムを作り出す先輩が何人もいました(一つ前の記事を書いたYOさんもその一人です)。一刻も早く自分も追いつきたくて、教えを乞うたり作業方法を横目で見て真似をしたものです。
もちろん失敗することもありましたが、不思議と自信喪失することはなく、「次こそは」と挑戦する気持ちの方が大きかったです。たぶん作業内容が自分の性格に合っていたんでしょうね。
入社2年目の時に、初めて自他ともに満足できる作業(画像合成)の色校正が上がってきた時の感動は、20年以上経った今でもはっきりと覚えています(実はその時の色校正は未だ手元にあります)。
「職人技」のようなカッターナイフ捌きで行なった切り抜きや画像合成も、デジタル製版がほぼ100%を占める今ではわりと簡単にできる作業となっています。自分も今はPhotoshopを使用して画像加工していますし、早さ・結果の確実さはアナログ時代とは比べ物にならず、作業自体に郷愁はあるものの当時に戻りたいとは思いません。
それでもあの頃の自分の努力と、その結果として得た達成感・充実感は、今も仕事をする上での原点になっていますね。
これから社会人になられる方も、小さくても良いので成功体験を積み重ねて仕事の面白さや達成感を掴んでいくと、それが『やりがい』に繫がっていくと思います。
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