
日本新聞印刷株式会社様は、創業70年以上の新聞印刷のプロフェッショナル企業です。
長年培ってきた伝統と信頼を大切にしながらも、「日本一面白い印刷会社」を目指し、新しい提案にも積極的に取り組まれています。
今回、同社のロゴ刷新にあたり、現行ロゴの持つ価値を継承しつつ、新規提案における新たな企業イメージの構築を目的としたロゴデザインをご提案しました。
企業の歩みとこれからの挑戦をどのようにビジュアルに落とし込んだのか、そのプロセスをご紹介します。
日本新聞印刷株式会社様では、これまで70年にわたり新聞印刷を中心に事業を展開され、重厚感と信頼感のあるロゴを使用されてきました。
一方で近年は、新聞印刷にとどまらず、新聞の形態を活かした新たな提案や、一般企業・デザイナーとの協業など、新しい取り組みにも力を入れられています。
こうした事業の広がりを背景に、「従来の信頼感は守りながら、新しいチャレンジの姿勢も伝えられるロゴにしたい」というご相談をいただきました。
単なるデザイン刷新ではなく、企業の今とこれからをどう表現するかが重要なテーマとなりました。
ロゴ設計にあたっては、まず同社の事業内容や企業風土を丁寧にリサーチしました。
さらに、自由な発想で行動する風土や、チャレンジ精神、ホスピタリティ、遊び心といったキーワードも浮かび上がってきました。
そこから、「これまでの伝統・実績・信頼を継承しながらも、新しいことに積極的に挑戦していく企業像」をロゴで表現することを方向性として定めました。
今回のご提案では、すべてを一つのロゴに統合するのではなく、既存事業では現行ロゴを継続使用し、新規提案領域では新ロゴを活用する「ロゴの使い分け」という考え方をご提案しました。
現行ロゴは、長年の実績と信頼を象徴する重要な資産です。一方、新規提案では、一般企業やデザイナーに対して「面白そう」「新しいことができそう」という期待感を伝えることが、案件獲得につながります。
用途やターゲットに応じてロゴの役割を整理することで、ブランドの強みをより効果的に発信できる設計としました。

検討を重ねた結果、既存事業向けのロゴと、新規提案向けのロゴの2種類を用途に応じて使い分ける方向で、以下の2案を採用していただきました。
それぞれが異なる役割を担いながら、日本新聞印刷株式会社様の「これまで」と「これから」を表現しています。
既存ロゴは、家紋をモチーフに、伝統・実績・信頼を感じ取れるデザインへブラッシュアップしました。
「印」の文字は「nihon shimbun printing」の頭文字(n・s・p)で構成されており、ロゴタイプと組み合わせた際にも、すっきりと美しく見えるよう黒一色で設計しています。
長年親しまれてきた印象を大切にしながら、新聞印刷の専門会社としての誇りと信頼感がより明確に伝わるロゴへと再構築しました。

新規ロゴは、見た瞬間にさまざまな可能性が感じられる「わくわく感」を、カラフルな配色と丸みのある形状で表現しました。
ロゴマークは、印刷機のブランケットや輪転機のロール紙から着想した円柱形で構成し、ロゴタイプは固定概念からの脱却を意識して、アルファベット表記のオリジナル書体としています。
新聞印刷の技術力をベースにしながらも、新しい発想やチャレンジを楽しむ企業姿勢が伝わるデザインとしました。

今回のロゴ制作では、既存事業における「信頼・実績・安心感」と、新規提案における「挑戦・自由度・わくわく感」という、異なる価値を明確に切り分けて可視化することを重視しました。
用途に応じてロゴを使い分けることで、企業としての軸を守りながら、柔軟にブランド表現を広げていくことが可能になります。
また、ロゴ完成後には、この2種類のロゴを用いたピンバッジも制作しました。
日常的に身につけられるアイテムとしてロゴを展開することで、社内外に向けたブランド浸透や一体感の醸成にもつながっています。
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