面付けと断裁は、印刷物の生産性を高める重要な要素になります。
家庭用のプリンターは、A4サイズ(210mm×297mm)などの規格サイズの用紙に対応し、大きくてもA3ノビ(329mm×483mm)までしか対応していません。
印刷機では、菊全判(636mm×939mm)や四六全判(788mm×1091mm)といった大きなサイズの印刷用紙を使用して印刷します。
そのため、用紙サイズに合わせてデータを何面も並べることができるので、用紙一枚の印刷で数部の印刷物を製造でき、高い生産性を発揮します。
この用紙サイズに合わせて印刷データを何面も並べる作業を「面付け」といいます。
四六判 | 菊判 | ||
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四六全判 | 788mm×1091mm | 菊全判 | 636mm×939mm |
四六半裁 | 545mm×788mm | 菊半裁 | 469mm×636mm |
A本判 | B本判 | ||
A全判 | 625mm×880mm | B全判 | 765mm×1085mm |
A半裁 | 440mm×625mm | B半裁 | 540mm×765mm |
印刷機では、大きな用紙に面付けして印刷すると述べましたが、最終的な印刷物の仕上がりは、A4などの規格サイズになることがほとんどです。
そのため、用紙をカットすることで仕上がりサイズにします。このカット作業を断裁といいます。
断裁は基本的に断裁機を使用し、100枚ほど重ねられた状態で一気にカットします。
このとき、決められたサイズにカットするためにトンボという印をカット位置の目印にします(トンボは断裁の目印だけでなく、印刷時の見当合わせの目印にもなります)。
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