高品質印刷とは、通常の印刷よりも細かいドット(網点)で絵柄を表現する印刷手法です。
鮮やかで滑らかな仕上がり、絵柄や文字のディテール向上、
モアレなどの低減を実現した高品質な印刷物をご提供します。
当社では、「XM Screening 240L(クロスモジュレーションスクリーニング240線)」を高品質印刷として採用しています。
高品質印刷「XM Screening 240L」は、「線数」と「網点の配列」の2点において一般的な印刷物と構造が異なります。
線数とは、1インチ(約2.54cm)あたりにある網点の数を指します。線数が高い程、肉眼での網点が目立たなくなり品質の高い印刷物になります。
一般的な印刷物は175線を使用しますが、当社の高品質印刷では、240線を使用し、品質の高い印刷をご提供しております。
上記の画像でもわかるように、175線に比べて240線は一つ一つの網点の大きさが小さいため、画像の細部のディテールも表現する事が可能です。
175線の網点(左)、240線の網点(右)
「XM Screening 240L」は、0〜5%のハイライト領域と95%〜100%のシャドウ領域はFM羅列構造を利用したAMスクリーニングで表現し、5〜95%の中間領域はAMスクリーニングで表現するクロスモジュレーションスクリーニングという方式を採用しています。
XM Screening 240Lの仕組み
※2つの網点の画像は画像上部の階調の拡大画像ではなくイメージです。
高品質印刷は網点が微細なため彩度が高く、色調の再現域が広がるため、中間色の再現性が高まり、グラデーションが滑らかになる、色の濁りが軽減されて鮮やかになるといった効果があります。
特にグラデーションの滑らかさにおいては、クロスモジュレーションスクリーニングの効果で、飛んだり潰れたりして再現が難しいハイライト・シャドウ領域を滑らかに表現することが可能です。
高品質印刷は髪の毛などの細かい線でも非常に滑らかにきめ細かく表現することができ、印刷物のディテールを高めることが可能です。
モアレとは、各色の網点が干渉することで発生する縞模様のことをいいます。
ロゼッタパターンとは、各色ごとの定められた角度で配置された網点によって発生する亀甲模様のことをいいます。
高品質印刷では、網点が微細なため肉眼ではほとんど見えず、網点同士の干渉で発生するモアレやロゼッタパターンを低減することができます。
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