4コママンガ

2020.10.29

第22回 厚みは重さ?!

Cくん

ふー!!!
雑誌ってまとめて持つと重いね〜!
片付けも大変だ…

本当だよ〜
紙って1枚だとあんなに軽いのに…

Mくん

Kくん

紙の厚みは重さでわかるんだよ…

厚みなのに重さってどういうこと?

Mくん

Kくん

紙の厚みは「原紙1連あたりの重さ」で表すんだよ。

印刷会社で扱う紙は洋紙(薄くてやわらかい紙)なら1000枚、板紙(ボール紙と呼ばれるような厚い紙)なら100枚という単位で入ってくるんだけど、それを「連(れん)」というんだ。
洋紙1500枚なら1.5連、2000枚なら2連だね。

同じ1000枚でも薄い紙より厚い紙の方が重くなるから、
1連あたりの重さを厚みの目安にするってわけ。

じゃあその「原紙1連あたり」ってどういうこと?

Cくん

Kくん

「原紙」っていうのは紙の規格のこと。
「A列本版」「B列本版」「AB版」「四六判」「菊判」「ハトロン判」があって、
A4など小さいサイズに切る前の状態だよ。
印刷ではこれを使うんだ。

同じ大きさなら55kgの紙より180kgの紙の方が重い、つまり180kgの方が厚い紙ってわかるよね。
大きさが違う1000枚を比べても意味ないからね…

なるほど!
同じ原紙サイズで1連あたりの重さが重い方が厚い紙ってことだね。

Mくん

Kくん

その通り!
ちなみにコピー用紙はだいたい四六判70kgくらいかな。
郵便ハガキは四六判180kgくらいだよ。
厚みで用途や使い勝手も変わってくるね。
紙っておもしろいよね〜!

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