4コママンガ

「盛り」って言うからてっきりご飯のことかと思って…

Mくんらしいね（笑）
刷り出しを見ながら「インキをもっと盛るかどうか」って話をしてたんだよ。

インキを…盛る…？

紙の上に乗ったインキの厚みのことを「インキ被膜」っていうんだけど、インキ被膜が厚いほど色が濃くなっていくんだ。
被膜が厚くなっていくから「盛る」って言うんだよ。

へぇ〜！
じゃあ、印刷中でも「色をもっと濃くしたいな〜」って思ったら調整できるってこと？

まぁね…ただし！
実際は「標準濃度」っていう基準濃度値があって、ほとんどの印刷物は標準濃度で印刷されているよ。
インキ被膜を厚くしていくとインキが乾きにくくなって、次の紙が重なったときに乾ききっていないインキが付いてしまう「裏付き」というトラブルにもなりやすいんだ。
トラブルを防ぐためにも、印刷する前のデータで濃さを決めておくのが定石かな。

基本は標準濃度なんだね…
トラブルにも繋がっちゃうとなると、簡単に「盛って」とはいいにくい…

盛ることで色がハッキリしていい印刷物になることもあるし、そのへんは印刷オペレーターと相談が必要だね。
ということで、ぼくはご飯大盛りね！

大盛り了解でーす！！！

なんか上手くまとまってよかった…