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X(旧Twitter)キャンペーンって実際どうなの?!―インキちゃん中の人の企業公式X(旧Twitter)修行【其の四】

X(旧Twitter)キャンペーンって実際どうなの?!―インキちゃん中の人の企業公式X(旧Twitter)修行【其の四】

2021年08月27日

執筆者 : インキちゃん中の人

こんにちは!
X(旧Twitter)で「インキちゃん@木元省美堂 企画デザイン室(@kmtkikakudesign)」を運営しているインキちゃん中の人です。
今回のテーマはズバリ「X(旧Twitter)キャンペーンって実際どうなの?!」です。
企業公式アカウントを運営していると毎日たくさんのキャンペーンがタイムラインに流れてきて「みんなこんなにキャンペーンやってるの…?」とちょっとビックリしませんか?(私はビックリしました)
しかし「キャンペーンに頼っていいの?」「懸賞アカウントからの応募ばかりになって意味はあるの?」「BtoB企業でもできるの?」などなど疑問もあるはず…
というわけで今回は企業公式的Xキャンペーンについて修行していきますよ〜!では修行開始です!
(2024年4月更新)

キャンペーンに頼ってもいいの?

前回までの修行を終えた方は、いくつかの企業公式アカウントをフォローして毎日タイムラインを見ていることでしょう。そうすると「キャンペーンツイート」が頻繁に流れてくることに気が付きますよね。

それらのキャンペーンで最も多い形式が「フォロー&RP(リポスト)キャンペーン」で、これはフォローとRPを条件とすることで、直接的にフォロワーを増やし、普段関わることができない範囲まで投稿を拡散させて認知度を向上させようというキャンペーンの手法です。
つまりキャンペーンはフォロワー増認知度向上を目的にしている企業公式アカウントにはピッタリの施策!
「キャンペーンをやってみるのも手なのかな…?」と気になっている中の人も多いはず。

しかし、一方でこう思う人もいるのではないでしょうか?
「プレゼントで釣っているようでモヤモヤする…」
実は、中の人を始めたばかりの頃の私もそう思っていたので気持ちはよくわかります。

プレゼント目当てでフォローしてもらっても意味がないのでは
できるならキャンペーンに頼らずに日々のツイートでフォロワーを増やしたい
企業公式アカウントのキャンペーンを眺めながらこう思っていました。
そして同時に、キャンペーンはある程度認知度のある企業や商品でないと応募してもらえないのでは、という不安もありました。(だってSNS関連書籍やネットの記事で見かける「キャンペーン成功事例」って全部大手じゃないですか…? めっちゃお金掛けてるじゃないですか…弊社中小企業ですよ…? お金掛けられませんよ…? 広告も出せませんよ…? 1人ですよ…? ←完全にひねくれてます(笑))

しかし、中の人をやっていれば「フォロワーを増やしたい」「認知度を向上させたい」と思うのは当然のこと。
だからといってキャンペーンに頼っていいものか…

キャンペーンに頼ってもいいの?



いいんです!!!(きっぱり)

いんです!!!

そうなんです。
いいんです。キャンペーンでフォロワーを増やしてもいいのです!
ということで、過去に何度もキャンペーンを行ってきたインキちゃん中の人の経験から、キャンペーンって実際どうなの?と思っている中の人に向けてお話ししていきたいと思います!

懸賞アカウントにフォローされてもいいの?

みなさんは「懸賞アカウント」という懸賞専用に開設されたアカウントが存在するのをご存知でしょうか?

懸賞アカウント?

その多くはキャンペーンの条件であるフォロー・RPのみを行っていて、自分のつぶやきや交流を目的としたアカウントとは別で作られていることが多いようです。さらに、懸賞アカウント同士がフォローし合うことでお互いがRPしたキャンペーンに応募できるというコミュニティができている模様…!(画期的…!)

「キャンペーンでたくさんフォローしていただいたけど大多数が懸賞アカウントだった…」という経験をした中の人もいるのではないでしょうか。というか、おそらくほとんどがそうだと思います。実際、インキちゃんアカウントのキャンペーンでもたくさんの懸賞アカウントに応募していただきました。
キャンペーンのためにフォローをして、キャンペーンが終わったら去っていく…そんなイメージがあるので、「懸賞アカウントにフォローされてもキャンペーンが終わればいなくなっちゃうしな…フォロワーが増えたと言っていいものか…」と思うこともあるかもしれません。

が!!!

キャンペーンでフォローしていただき、その後もフォローを継続してくれる方はたくさんいます!(去る方もたくさんいます…まあ、そこは追わずに…また帰ってきてくれることを祈りましょう…)

そして忘れてはいけないのは懸賞アカウントも個人が運用しているということ。弊社のようなBtoBの企業では、個人の方にアプローチできる機会が少ないので、キャンペーンは個人の方にもインキちゃんを知ってもらうことができるチャンスとも言えるわけです。
また、「そもそもBtoB企業が個人アカウントをターゲットにする必要ないのでは?」と思うかもしれませんが、よく考えてください…当たり前ですが懸賞アカウントを運用している人の中には会社勤めの方もたくさんいて、もしかしたらその方の会社で何か必要になったときに「Xでフォローしているあの会社、これできるんじゃないかな…」と候補にあげてくれるかもしれません。(弊社、デザインや画像加工が得意ですし、組版も印刷もできてWEBサイトも作れるのでぜひ頭の隅に置いていただけたら…!←)

現在、インキちゃんアカウントにも過去のキャンペーンに応募してくださった懸賞アカウントの方がたくさんいらっしゃいますが、朝の挨拶にコメントをしてくれたり、中には毎日のようにリプをつけてくれる方も…!
さらに、「キャンペーンでインキちゃんを初めて知ったけど大好きになりました!」と言ってくださる方もいて…うれしいです…(泣)
弊社のような中小企業の印刷会社を個人の方がフォローしてくれるなんて、キャンペーンがなければあり得ないこと。本当にありがたいです。

そして、懸賞専用のアカウントとはいえせっかくフォローしていただいたのですから、日々のツイートでも楽しんでいただき、アカウントを好きになってもらえるようにキャンペーン後もしっかりとコミュニケーションを取ることが重要です!(好きになってもらえたら個人アカウントの方でもフォローしてもらえるかもしれませんよ〜!)

キャンペーン後のコミュニケーションが重要!

フォロワー増だけを目的にする人が陥る罠

さて、ここからは少し気をつけたいことについてお話しします。
前述した通り、企業公式アカウントたるものたくさんの人に自社を知ってもらうという使命があるので「キャンペーンをたくさん行う」という施策を講じるのはまったく悪いことではありません。
事業の一部として運用している以上、目標も掲げていると思いますし、フォロワーを増やす必要がある中の人も多いでしょう。

そんな中でフォロワー増だけを目的にする人が陥りやすい罠があります。
それは「自社の商品やサービスに関係ないけれど誰もが欲しい食品やギフト券、人気家電などをプレゼントに設定する」というやり方です。
このやり方でキャンペーンを行うと、手っ取り早くフォロワーを増やせてしまうのが怖いところ。
「懸賞アカウントも個人の方に自社を知ってもらえたと考えればOK」とは言ったものの、そもそもプレゼントが自社とまったく関係ないものではおそらく会社名を認識してもらうこともできないでしょう。
つまり、自社を認識してくれない完全にプレゼント目当ての空虚なフォロワーだけを爆増させることになってしまう可能性が高いのです。

突然ですが、ここでシンキングタイム!
キャンペーンでフォロワーを増やすことでどんなことを期待していますか?

シンキングタイム

さあ、何か考えられたでしょうか。例えばこんな期待をしませんでしたか?

  • 自社サービスの認知度が上がり契約数が伸びる
  • 自社サイトへの遷移数が増え、お問い合わせが増える
  • 商品が広く知られてオンラインストアの売上が増える
  • 商品紹介の投稿をたくさんの人に見てもらえてその商品が売れる

つまり、企業公式中の人であればフォロワーが増えることで最終的には会社の売上などに繋がる効果を期待しているのではないでしょうか。

こう考えると、前述した「自社の商品やサービスに関係はないけれど誰もが欲しいものをプレゼントする」ことで得た空虚なフォロワーでは本来期待している結果に繋がらない、ということがわかると思います。

キャンペーンポストはたくさんの人に見てもらえるので、提供するプレゼントで自社をアピールしないなんてもったいないこと。ぜひキャンペーンを通して「当社はこんなものを扱っています」「当社の技術でこんなものが作れます」「実はこんな商品があります」「こんなキャラクターがいます」とみなさんに知ってもらいましょう。
そういう意味でもまずはみんなが欲しがる自社商品を開発する、みんなに役立つサービスを作る、という企業として当たり前のことが重要になります。XなどSNSだけに力を入れて見せかけのバズりを得たとしてもそれにはなんの意味もないということを覚えておきましょう…

そしてこのようなプレゼントを設定することで注意したいことがもう1つあります。
それはキャンペーン中のアカウントを狙ったなりすまし※が増えているということ。
アカウント名に「ギフト券プレゼント中!」「人気ゲーム機プレセント!」などと記載してある企業公式アカウントになりすましてキャンペーンに当選したとDMを送り、個人情報を抜き取ろうという犯罪です。

誰もが欲しいプレゼントには応募が殺到する反面、それを利用されてしまう危険性もあるということを忘れないでください。ギフト券やゲーム機の名前が付いたアカウント名で検索されている可能性もありますので、企業として他の方に迷惑がかからないよう十分に注意しましょう。

さあキャンペーンを始めよう!その前に!

ここまで読んで、「注意点もわかった!よし、キャンペーンをやろう!やるしかない!」と思ってくれたでしょうか?

しかし!

私の経験上、まずは3桁フォロワーまでは自力でがんばって増やしましょう!と助言させてください。

なぜかというと、やはり2桁フォロワーの状態では拡散力が弱く、せっかくのキャンペーンもほとんど応募がないまま終わってしまう可能性があるからです。
さらに、自力で3桁フォロワーまで増やしていくことができれば、その頃には自分なりのX運用もなんとなく見えてくるはず。自分でアカウントを育てるという経験はその後の運用に必ず役に立つので、まずは安易にキャンペーンでフォロワーを増やそうとするのではなく、「ここまでは自力でがんばってみよう」と目標を立てることをオススメします!
(インキちゃんアカウントでは300フォロワーを目標としました)

もちろん、ただ相互フォローを狙って日々の投稿もせず3桁フォロワーを達成するだけでは意味はありません。日々コミュニケーションを取り、アカウントを動かし育てながら3桁フォロワーを目指しましょう。
自分のフォロワーは100人でも、仲の良い企業公式アカウントが1万フォロワーだったら、その方のRPで一気に1万人に届くのですから…!!!

普段コミュニケーションを取っていれば自然と相手を応援したくなるもの。
キャンペーンの時にその真価が問われることになりますよ…!!!

企業公式アカウントは戦友

今日の修行まとめ

というわけで、修行其の四は「キャンペーンって実際どうなの?!」でした。
「Xキャンペーンは中小企業には無縁なんだ」「BtoB企業には向いてないんだ」と思ってしまうのはもったいない!
むしろ、「中小企業だからこそ」「普段一般の方とは接点がないBtoB企業だからこそ」キャンペーンで認知度を向上させていくことが理にかなっているということを知っていただけたら幸いです。
うまくキャンペーンを取り入れて認知度を向上させていきましょう!

そして次回はキャンペーンの実践的な手法やインキちゃんアカウントの実績紹介など、キャンペーンについてさらに詳しくご紹介していきたいと思います。
それでは、次回の修行もお楽しみに!!!

記録より記憶に残るキャンペーンを目指そう

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